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コラム【クリエイティブ・ワーク#67】;生産性を高める『無駄』

2020/05/01

「生産性」は、以下の式で定義できる。

生産性  = 価値 ÷ 投入する資源の量  ・・・・・・式1)

「利益」には、次の利益関数があります。

利益 ≒ 投入する経営資源の量 ×f(投入する経営資源の質,経営資源の質と戦略との適合性,戦略との外部環境との適合性,運)・・・・・・式2)

「価値」≒「利益」とすると、「生産性」は式1)と式2)より、次の式で表すことができます。

生産性 = 価値(=売上or利益)÷投入する資源の量
=f(投入する経営資源の質,経営資源の質と戦略との適合性,戦略との外部環境との適合性,運)・・・・・・式3)

 

「深化」によって生産性を高めてきた私たち

私たちは、「投入する経営資源の質」を高めること=深化させること、技術開発や効率的な設備の導入、無駄の廃除など、所謂、“カイゼン”で「生産性」を高めてきました。
しかし、上記の式3)で解るように、“カイゼン”で効果的に生産性を高められるのは、外部環境が大きく変わらず、戦略・ビジネスモデルも大きく変える必要がない状況下だけです。

 

経営資源の質の転換が求められている

外部環境が大きく変わって来ている昨今、「戦略・ビジネスモデルと外部環境との適合性」が高くない企業が多いように思います。適合していない戦略・ビジネスモデルに沿った「経営資源の質」を深化させても、結果は中々出ません。技術開発主導の日本の電機メーカーが苦戦し続けているのも、そのためです。
逆に、外部環境に適合した「戦略・ビジネスモデル」の転換を行おうとしても、「戦略・ビジネスモデルに適合した経営資源の質」を獲得しておかなければ、結果は中々出ません。例えば、A.Iやマーケティングのスキルが無い素人人財に、A.Iでのビジネスを考えさせたり、マーケティング戦略を作らせたりしている企業がチラホラ見られます。

 

生産性を高める『無駄』なことをする

生産性を高めるためには、短期的には『無駄』と思えることをしてでも、戦略・ビジネスモデルに沿った経営資源の質の高度化を進めなければなりません。
海外展開を始めようとしている企業の海外駐在員も、しっかりと現地の人たちと遊んだら良いと思います。しかし、日本人は真面目なので、あいつは遊んでいるのか?という目で見られるのが嫌で、取り敢えず頑張ってしまいます。真面目に目の前の仕事ばかりしても、新しい戦略・ビジネスモデルに必要な有効なネットワークを築くことは出来ないのにです。
常に解りやすい成果を出さないといけないという脅迫観念が社内で蔓延すると、社員全員がそこに終始してしまいます。その結果、新しい戦略・ビジネスモデルに必要な経営資源の質の高度化も出来ず、結局大きな成果を生むことは出来ないということになってしまいます。

以上