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コラム【クリエイティブ・ワーク#68】;アフターコロナというけれど

2020/05/15

アフター・コロナ

「コロナ後、社会は大きく変わる(かもしれない)」そんなシナリオを語る人が増えています。ネットで「アフターコロナ」で検索すると56百万件もヒットしました。日本経済新聞が「アフターコロナを考える」Zoomイベントを開催したりしています。まさに、「アフターコロナ」がバズワードになりつつあります(参照:コラム[CW#62]耳障り良い言葉に流されない)。そして、ふと、東日本大震災の頃を思い出しました。

 

東日本大震災で社会が変わったのか?

東日本大震災を契機に、社会が「変わった?」「変わっていない?」については、色々な意見があるようです。それらを見てみると、「変わっていない」とおっしゃっる方は、社会の全体像、平均像の変化を見ている。一方で、「変わった」とおっしゃる方は社会の中で起きている微分を見ている。例えば、それまではイノベーター的な人だけが行っていた、会社組織に属さない生き方をする人やエシカル消費を好む人などが、メジャーにはなっていませんが、増えているという変化を見ている。

 

変化は何故起きるのか?

人が行動を変えるには、3つの要因が関係します。一つは価値観(選好性)の変化です。震災を機に、社会問題に関心を持つ若者は増えました。しかし、多くの人の価値観は、時間の経過ともに、寄らば大樹の陰で元に戻っていきます。二つ目は、認知の変化です。今までやってきた行動Aから、仕方なく行動Bをやってみたら、意外と行動Bが良いことに気がついた、というものです。色々な商品で、試供品やお試し価格を設定しているのは、まさにその効果を狙ってです。そして、三つ目がアクセサビリティの変化です。在宅勤務を例にとると、今まではインフラも脆弱で、社内規定も週1日までなどと限定的だった、制度やシステムが変わったため、今までとは異なる行動Bが取りやすくなったというものです。

 

火のないところに煙は立たない

大きな出来事を契機に起きる変化も、既に「兆し」は必ず存在し、もっと大きな時間の流れの中で、徐々に大きくなっているはずです。大きな出来事後に盛り上がる「変化」が本物か否かは、大きな時間の流れの中で見つめることで、さらに変化の要因となる(2)認知の変化や(3)アクセサビリティの変化が起きているかを見極めることで掴めるはずです。

以上