ア・ソッカは、「あっと驚く素敵な答え=“a-Socca!”」で、エコで素敵なビジネスをデザインします。

NEWS&COLUMN

コラム;夢を語ろう!

2015/12/18

ワクワクするビジョンを掲げ、次々と斬新な製品を世に送り出したスティーブ・ジョブズ。
「地球上から貧困をなくす」という大志を掲げ、グラミン銀行を創設したムハマド・ユヌス。
働きたい女性が働き続けられる世の中を作りたいと、病児保育問題に取り組んだNPO法人フローレンスの駒崎弘樹。
皆、出来るかどうか分からない。でも、そうあるべきだ、その方向に向かいたいという「夢」を鮮やかに語り、周りを魅了し、巻き込みながら、その思いを実現してきた人達です。

今ほど、「夢」を大切にしなければならない時代は、かってなかったと言えます。
「鮮やかなビジョンを語る」、すなわち「夢を語る」ことは、これからのリーダーに求められる重要な資質の一つになってきているのです。

私達日本人は「夢を語る」のがあまり得意ではないようです。日本企業の打ち出す「ビジョン」も、多くは出来ることの貼り合わせのような感じで、寧ろ「目標」という感じです。
それは、私達日本人にとって、掲げたものは、必ずクリアしなければならないものであるという意識が強いからだそうです。そのため、どうしても頑張ったら手が届く、「目標」に近い「ビジョン」を描いてしまうようです。
一方、欧米、キリスト教の世界では、向かうべき方向である「ゴール」が大事にされます。
安井至氏の話しによると、その背景にあるのが、最後の審判だそうです。
最後の審判では、その人の人生でなし得た結果だけでなく、その人の生き様、向かおうとした方向性・姿勢で審判が下されます。私達日本人からすると、到達の道筋が曖昧な、いつ出来るかも分からない「ゴール」がまず先に語られ、大事にされるのは、そのためだそうです。
自分自身を振り返っても、「サッカー選手になりたい(幼稚園の時)」「環境工学を学べる大学に入りたい(高校時代)」「環境に携われる職業につきたい(大学時代)」といったことを「夢」だと思っていました。周りを見ても、その程度の「夢」が散乱しています。
よくよく考えると、それらはその時の延長線上の少し先にある「目標」に過ぎません。「目標」を立てて、それを実現するための「手段」を考え、着実に実行するというPDCAを回すというトレーニングを積んでいたに過ぎなかったのです(それもとても大切ではありますが)。

私達の日々の暮らしの中で、中々「夢を語る」機会は与えられません。多分、「夢を語る」ためのトレーニングをした人もいないと思います。しかし、先に述べたように「夢を語る」ことが大切になってきています。

幸運にも、私の場合は、10年前に自分の会社を興す時に、悩みに悩んで経営理念を考えるという機会に恵まれました。今思えば、経営理念で表したミッションとビジョンが、まさに私の「夢」なんだと最近になって気が付きました。
やはり、やってみなければ、始まりません。
そのための最初の一歩として、是非、一度「夢」を落ち着いて考え、整理して、周りに語ってみて下さい。そして、それを継続しつつ、定期的にその「夢」を見つめ直してみて下さい。また、子供達に「夢」を語らせて挙げて下さい。
そうすれば、きっと周りを魅了する、鮮やかな「夢」を語るリーダーに近づくことができると信じています。

以上