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コラム【クリエイティブ・ワーク#13】;『伝える』を見直す

2017/04/15

日本社会では、「和をもって尊しとなす」「阿吽の呼吸」など、一々話さなくても、『解ってくれる』くれることが美徳とされてきた。企業でも、終身雇用制度が前提であり、長期間同じ会社、同じ組織にいるため、暗黙の前提条件や決められた論理展開、所謂「阿吽の呼吸」が成立し、曖昧なコミュニケーションでも意思の疎通ができた。市場の競争環境やビジネスプロセスの変化が少ない環境下では、この「阿吽の呼吸」はとても効果的だ。「阿吽の呼吸」によって、一々話さなくてもわかり合え、コミュニケーションを効率化できるからだ。

しかし、昨今はそうはいかない。市場の変化はこれまでになく激しい。世代間の様々なギャップも大きくなっている。わかり合えるようになるまで、長い時間を共に過ごすことも難しくなっている。

だからこそ、通常とは異なる業務の場合、例えば、新規事業や危機対応の際、上司が「伝えた『つもり』」になって発した指示を、部下は「わかった『つもり』」になって、「やった『つもり』」程度の実行しかしないということが起こりがちである。
仮に、上司が業務の内容を50%位しか説明できず、そして、それを受けた部下は、その50%位しか理解できず(しようとせず)、さらに、60%の出来で勝手にやったつもりになる。そうすると、そもそもの上司が考えていた業務の50%×50%×60%=15%しか達成できていないことになる。
その上、会社や役員からその上司に正確に『伝わっておらず』、その業務指示自体も「正しい『つもり』」のものでしかなく、組織の目標に合致していないことがある。仮に、80%程度しか組織の目標に合致していなかったとする、最終アウトプットは15%×80%=9%しか組織の目標達成に寄与しない。

こんな会社が上手く行くはずない。しかし、程度の差こそあれ、私たちの会社の社内でも同じようなことが確実に起きている。
だからこそ、今、これまで以上に『伝える』が大切になってきている。

以上