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コラム【クリエイティブ・ワーク#14】;見えないものを大切にする

2017/05/01

経営には物差がいる。企業経営においては、売上や経常利益、粗利率などが物差として重宝されている。一方、企業会計には、PL(損益計算書:Profit and Loss)と、BS(貸借対照法:Balance Sheet)があるが、一部上場企業を除けば、BSへの意識はそれほど高くないようだ。特に、ビジネスユニットや事業部単位では尚更のようだ。

経営者の役割は「企業価値の向上」と「ミッションの完遂」。上場企業であれば、『企業価値』は時価総額で評価できる。非上場企業や社内ユニット単位で考える際、『企業価値』は次の3つの要素からなると考える。

  1. 現時点で保有している純資産
  2. 直近の利益見込みの現在価値
  3. 中長期的な成長への期待の現在価値

そのうち、「3.中長期的な成長への期待」を左右するのが、技術、ノウハウ、ブランド価値、企業文化、人財の質などの目に見えない『無形資産』。本来、マネジメントすべき、これらの『無形資産』項目だが、貨幣評価がしずらいため、BSにも一部しか計上されておらず、蔑ろにされてしまっている。

需要が安定的に拡大し、競争がそれ程激しくない時代(大凡、戦後〜高度成長期〜バブル崩壊位まで)であれば、頑張りさえすれば、何をしてもそれなりに利益が出た。そのため、資産を大きく減耗させることもなく、寧ろ、無形資産も含め、資産を充実化させながら、ビジネスを展開できた。その前提条件下であれば、BSを意識せずに、幾ら売上を上げたのか、利益を出したのか?というPLで経営判断する方が効率的だった。

しかし、今の時代はそうはいかない。

以上