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コラム【クリエイティブ・ワーク#22】;目の前にあっても、見えていないのは何故?

2017/09/01

『気付き力』が一層重要に。

コラム【CW#16気付くか、気づかないか(2017年6月1日)でも書いたが、『気付き力』が一層重要になっている。価値主導のビジネスへの転換を図ろうとする企業では、顧客ニーズを掴む「気付き力」の重要性がクローズアップされ始めている。それも、会社の中の企画部門や開発部門といった、特別な部署ではなく、価値創造の最前線で、顧客と対峙している、サービススタッフ、メンテナンススタッフや営業スタッフに、そのような『気付き力』が求められ始めている。
しかし、実際は、急にそのような役割を求めても、思うような結果が得られない。それも当然で、今まで、彼らには、そのような役割を求められていなかったし、逆に、脇目も振らず、決められたことを果たすことが求められていた。『気付く』経験もなければ、学ぶこともなかったからだ。すなわち、目の前にあって、見えているようで、見えていないのだ。

 

何故、目の前にあっても、見えないのか?

私たちの五感には、膨大な情報が飛び込んでいる。その全てを取り込んでいては脳がパンクしてしまう。そのため、私たちは必要な情報と、そうでない情報を取捨選択している。結局、私たちの脳が認知している情報の大半は、私たち自身が得たいと思っているというセンサーが反応した情報である。
例えば、某らの不正をしている可能性があると思って、ある会社を訪問すると、それらしき情報が、目に、厳密には脳に飛び込んでくるものである。

 

見えるようになるには、仮説が大切

見えるようになるためには、感度の高いセンサーが必要となる。コラム【CW#3】直感力を鍛える(2015年9月2日)にあるように、何となく違和感を感じるという人間の「直感力」は、ロジカルな思考を超えた、とても優れたセンサーだ。
しかし、この「直観力」一朝一夕には獲得出来るものではない。だから、まずは、仮説をもって、事実に向き合う「仮説思考」が求められる。この「仮説思考」を鍛えるには、コラム【CW#16】気付くか、気付かないか(2017年6月1日)で紹介した「仮説を重ねた連想ゲーム」や、クイズや数学問題が良い。
クイズや数学問題の解に到達するまでのプロセスは、①解くべきポイントを明らかにする、②それが解ける仮説を立てる、③それで解けるか検証する、④駄目であれば、再度、仮説を立て、検証する、⑤それでも駄目な場合は、解くべきポイントを見直すという、正に「仮説思考」の実践だからである。

 

注意しよう、仮説と思い込みは紙一重

百聞は一見にしかず”Seeing is Believing”の逆”Believing is Seeing”も真実である。もし、偏った「仮説」しか立てられなければ、その思い込みで自分たちの欲しい、都合の良い事実しか認識出来ずに、重大な事実を見落とす危険性がある。

以上