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誰もが斬新なアイディアを発想できる
「その分野のことはよく分からないから」、「クリエイティブなアイディア・マン(ウーマン)じゃないから」と諦めている人は多い。良いアイディアを創出するためには、「ちょっとしたアイディアでも良いから、沢山のアイディアを出してみる」ことが必須だ(参照:コラム【CW#19】;誰もが斬新なアイディアを発想できる)。
アイディアを生むための準備が大切
ちゃんと準備さえすれば、ちょっとしたアイディアを沢山発想するのは、それほど難しくない。漠然とした事象に対するよりも、アイディアを出す対象を絞り、明確にした方がアイディアが出しやすい。そのための準備をすれば良い。
例えば、「少子化、習い事の多様化で売上高が減少しているピアノ販売会社の売上を増やす」という課題を解決するアイディアの発想を試みる。まずは、どうやったら、その課題を解決できるのかという『問い』に課題を分解する。
「売上高を増やすには」を、「a.ピアノ販売数量を増やすには何が出来る?」、「b.ピアノ単価を上げるには何が出来る?」「c.ピアノ以外の売上を増やすには何が出来る」等に分解する。さらに、「a.ピアノ販売数量を増やすには何が出来る?」は、「a-1.従来の購入層への販売を強化するには何が出来る?」、「a-2.従来の購入層以外への販売を強化するには何が出来る?」の『問い』に分解することもできる。
専門家でなくても、アイディア・マン(ウーマン)でなくても、面倒くさがらずにやれば、こういった『問い』の分解は、常識の範囲内でできるはずだ。こうすれば、沢山のちょっとしたアイディアを生むことはできる。
アイディアを躍動させる
次に、気を付けなければならないのは、これらのアイディアは大事に、大事に育てないといけないということだ(参照:コラム【CW#2】;アイディアは大事に育てないと)。他人、上司からなんて言われるか?などと評価を考えると、常識という『重力』に引っ張られて、アイディアは途端に躍動感を失い、つまらないものになってしまう(参照:コラム【CW#11】:重力に引かれる魂)。
アイディアを発想している時は、妄想モード全開で発想・連想する。それができれば、アイディアは勝手に躍動し、どんどん斬新なものになっていく。
以上