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2019.04.01
コラム
Column [Creative Work#44] ;尊大になってしまう私たち

「ようは、○※▲□のようなことですね」私もしばしば言ってしまっている。
色々とご説明頂くクライアントに対して、「あなたの言おうとしていることは、わかりましたよ、理解しましたよ。」という意思表示で使う。スパッと切ることは、格好良いし、有能そうだ。そこには、「時間も限られているので、もうそこはそろそろ終わらせて、次にいきましょう」という思いがある。

しかし、この返答が、新しい発想・イノベーションを阻んでいる
このような説明をしている側は、モヤモヤしていて、自分の考えていることを上手く言語化できていない。これまでにない、新しいことを発想している場合は、特に多い。

結局、従来からあるものの見方、考え方に思考が戻されてしまうのだ。
「ようは、○※▲□のようなことですね」と言ってしまうことで、従来からのものの見方や考え方で、バサッと切り落として、次の話に入ってしまっている。例え、切り落とされた部分に、一番言いたかったことがあったとしてもだ。

特に、部下や子供に対して、私たちはついつい尊大になりがちだ。気を付ければならない。
そう言う自分の中に、自分は賢く、色々なことを知っているので、上手く言うことができるという尊大な思いがあるのだ。本当は相手が全然違うことを言おうとしているのに、自分のフィルターで理解して、わかったつもりになっている

以上

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